内容説明
事業承継は税務対策がメインと思われがちですが、実は、「いつ」「誰に」「何を」「どのように」渡すのか、の判断が最も重要なテーマなのです。銀行実務で、この分野を徹底的に経験した元バンカーが、事業承継を0からコンサルティングします。
目次
第1章 事業承継対策についての心構え(事業承継対策の検討開始;バトンタッチが遅れた場合の問題点;事業承継対策の検討ポイント;事業承継の当事者;事業承継対策と相続対策の関係;事業承継対策を始める上での現状把握)
第2章 「いつ」「誰に」「何を」渡すのかを考える(「いつ」渡すのかについて考える;「誰に」・「何を」渡すのかについて考える;株主についての検討)
第3章 専門家と一緒に考えること(相談相手についての検討;渡すもの(自社株)の価値の把握
自社株を渡す時の負担を小さくすることの検討
自社株を渡す方法の検討)
著者等紹介
半田道[ハンダオサム]
株式会社クロスリンク・アドバイザリー代表取締役。メガバンク勤務。米国系銀行勤務。株式会社クロスリンク・アドバイザリーを設立し、代表取締役に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たこ焼き
9
相続資金を会社から借り入れる形になる。株式を持たない社長は雇われ社長のようになる。(一定以上の自社株がないと自由に経営できなくなる)自社株をもっていることは経営の自由度を高める一方、相続時に相続税がかかるので安定株主に分配して相続税対策をしないと後継できないこともある。中小企業投資育成株式会社や従業員がその安定株主としての候補となる。非上場企業の株価の算出は三つ①業種が同じような上場企業と自社の配当・利益・簿価純資産の数値を比較して計算する(上場企業の株価の上下に左右される)2024/05/05
Yoritoku Nakagawa
0
表題に偽り無しの内容だった。2017/12/16
ハティー
0
会話形式なので読みやすい!事業承継に関することが基礎から丁寧に書いてあるし、いろんな制度の説明と共にどんなケースで有効か具体例が書いてあるからイメージわきやすい。タイトル通りのいい本でした。いろんな節税対策があるけど、現時点では事業承継税制って制度が一番有効だと思った。2018/05/18
Keiko Shimada
0
対話形式で進むので読みやすい本でした。2018/03/04
39taka
0
中小企業経営承継円滑化法に基づく相続税及び贈与税の納税猶予及び免除の特例を、もう少し詳しく勉強しなければ。これでかなり事業承継にかかる税金は軽減されるのではないか?あとは、相続税の非課税額の確認。税制は毎年変わるので、常に見ておく必要がある。2018/01/14