ROE経営と見えない価値―高付加価値経営をめざして

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  • サイズ A5判/ページ数 240p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784502218712
  • NDC分類 336.8
  • Cコード C3034

出版社内容情報



柳 良平[ヤナギ リョウヘイ]

兵庫 真一郎[ヒョウゴ シンイチロウ]

本多 克行[ホンダ カツユキ]

内容説明

ROEによる経済的価値創造と、企業の社会的責任を認識した社会的価値(環境や統治)創造は、これからの経営の両輪。TOTO、オリエンタルランド、旭化成、パナソニック、スベンスカ・ハンデルスバンケン銀行のケースを掘り下げ、高付加価値経営の具体的なすがたを描き出す。

目次

第1章 「見えない価値」の見える化をめざす高付加価値モデルの提案(不都合な真実―日本企業の「付加価値の顕在化」の劣後;2016年世界の投資家サーベイの示唆;良いROEと悪いROE;ROE経営を超えて―新しい「高付加価値経営」の提言;非財務資本を財務資本に転換する高付加価値経営)
第2章 オーガニックな成長による高付加価値経営の追究―TOTOとオリエンタルランドのケース(ESG情報とESG投資;ケース紹介―TOTOとオリエンタルランドの事例;非財務資本としての企業と投資家の「対話」の意義)
第3章 M&Aによる高付加価値経営の追究―旭化成とパナソニックのケース(M&Aによる持続的成長と企業価値向上;大型M&A実施企業の付加価値創造;ケース紹介―旭化成とパナソニック)
第4章 「脱予算経営」による高付加価値経営の追究―スベンスカ・ハンデルスバンケン銀行のケース(伝統的予算制度が付加価値を創造しない理由;逆機能の解決策としての付加価値モデル「脱予算経営」;脱予算経営による「高付加価値経営」―スベンスカ・ハンデルスバンケン銀行の事例;脱予算経営とエクイティ・スプレッドの同期化モデル;他社の脱予算経営のケース;まとめ)
補論 非財務資本と企業価値の相関関係およびエクイティ・スプレッドの理論(「見えない価値」の見える化のエビテンス;エクイティ・スプレッドの理論と実証)

著者等紹介

柳良平[ヤナギリョウヘイ]
博士(経済学)。エーザイ株式会社常務執行役CFO(最高財務責任者)。早稲田大学大学院兼任講師、東洋大学客員教授(2017年4月就任)。公職として東京証券取引所上場制度整備懇談会委員、経済産業省「伊藤レポート」執筆委員、日本IR研究学会理事、日本管理会計学会常務理事、米国管理会計士協会常任理事等を務める。職歴としては、銀行支店長、メーカーIR・財務部長、UBS証券エグゼクティブディレクター等を経て現職。早稲田大学大学院会計研究科兼任講師、東洋大学国際学部客員教授(2017年4月就任)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

らららー

2
企業の持つ非財務資本を長い時間軸できちんと収益につなげる活動が大事です、ということが何社かの事例を通してよく分かりました。日本企業の事例なので読みやすいと思います。2021/09/23

Kyu_zae_mon

0
長期的な目線でROE8%以上に高めていくことが大事。2019/09/30

バンブー

0
課題意識として、「ESG投資は社会貢献活動ではなくリターンを求める行動なのか」というものがあったため、数ある非財務資本の中でも、「ビジネスモデルの斬新性」等ではなく、一見リターンと結びつかなそうなESG観点の要素がエクイティ・スプレッドの上昇に寄与した例について書いてあることを期待していた。 このような意識から、補論の「『見えない価値』の見える化のエビデンス」の内容は非常に興味深かった。2018/06/28

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