- ホーム
- > 和書
- > 工学
- > 経営工学
- > 品質管理(QC等)標準規格(JIS等)
内容説明
TQCにかわってTQMを品質管理における共通のスローガンに掲げる企業が増えつつある。TQMが、経営そのものの質をも問う広範な視界を有することはよく知られているが、品質コストがその主要な実践ツールとなることは、あまり知られていない。本書は、品質コストシステムをTQMの実践に不可欠なサクセス・ツールと位置づけ、品質コストの手段的特徴の解明を行うとともに、フィールドスタディの結果を随所に織り込んでいる。さらに、主要な論点については、わが国の品質管理の現状をふまえつつ、問題解決のための具体的な指針となる枠組みを示している。
目次
TQMと品質コストマネジメント
品質コストの手段的特徴
日本的品質管理の変遷と品質コスト
日本企業における戦略的品質コストマネジメントの実際
品質コストマネジメントのインフラストラクチャーとしてのABC
製造物責任制度と品質コスト
市場品質の確保と品質コストマネジメント
サービスおよび支援業務の品質コストマネジメント
隠れた品質コストの測定と管理
ユーザーの品質コストとライフサイクル・コスティング
TQMの一環としての環境コストマネジメント
品質管理と原価管理融合