内容説明
国際会計基準(IAS)の設定主体である国際会計基準委員会(IASC)が改組され、国際会計基準審議会(IASB)となり、今後このIASBから公表される基準は国際財務報告基準(IFRS)となる。また、EUでは、2005年1月1日以後開始する事業年度から、このIFRSによる連結財務諸表の作成が業務づけられる。さらに、IASBと米国財務会計基準審議会(FASB)は、IFRSと米国会計基準の将来の収斂化に向けて合意した。このような国際動向の中、本書では、IFRSをただ理解するという観点だけではなく、IFRSを採用して連結財務諸表を作成できるよう、実践にも力点を置いて解説した。
目次
現在の国際財務報告基準
国際財務報告基準に関する事前知識
理論編(フレームワーク;財務諸表作成における一般的事項;貸借対照表項目 ほか)
実践編(財務諸表の様式・会計方針の決定;連結パッケージ;モデル・フォームと注記)