内容説明
消費者の商品に対する低価格志向は根強いものがあるが、商品を購入する動機は「お得感」であり、価格が高い商品でも価値が伝われば購買に結びつく。利幅の高い商品を売って利益を伸ばしている企業は、この「お得感」の演出が上手い。本書は、攻めと守りのバランスを重視した価格競争戦略を、簡単な図表と計算式、具体例を用いてわかりやすく解説する。
目次
第1章 攻めと守りの経営戦略
第2章 マーケティングと価格戦略
第3章 商品の価値観と損得意識の高い消費者
第4章 原価の見積り方と競争価格の決め方
第5章 原価の上昇による値上げ率の決め方とその必要性
第6章 高価格戦略か市場浸透価格戦略で攻めるか
第7章 攻めのための低価格戦略で市場占有率アップを
第8章 錯覚しやすい値下げの限界点と操業度の関係
第9章 値下げと値上げの利益感度分析
第10章 ライバルに圧勝する差別化力と強化策
第11章 製品ライフ・サイクルの段階別価格戦略
著者等紹介
窪田千貫[クボタチツラ]
マネジメント実務センター所長。法政大学卒業後、大学研究機関で研修を重ねる。西陣企画室長など数社の実務経験を経て、経営コンサルタントとして独立。以来、およそ40年にわたり中小・大規模企業の原価分析、賃金支払能力分析、予算管理、要員計画、利益計画、部門別業績責任制の導入など、第一線での経営指導やセミナー講師として精力的に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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