内容説明
中堅・中小企業の後継者がいないM&A案件は、単に会社を清算するのではなくM&Aにすることで、(1)会社を清算するよりもオーナーの手取りが多く、(2)従業員の雇用も守られる、という大きなメリットがあるといわれています。でも本当にそうでしょうか?本書は、「中堅・中小企業のM&Aについて、主として大企業向けに語られているM&Aの一般論にとらわれるのではなく、まさしく中堅・中小企業のM&Aの実態に即して、その実情をわかりやすく伝えたい」という思いを持って書かれています。M&Aの持つよい面・悪い面について、幻想を抱くことなく現状を正しく理解でき、会社や事業の売却を成功させるノウハウが詰まったバイブルです。
目次
第1章 M&Aが事業承継対策として優れている理由
第2章 M&Aにおける企業価値の考え方
第3章 M&Aが無理な企業
第4章 M&Aを検討する際の売り手側の心構え
第5章 企業価値を高める工夫
第6章 M&Aの交渉を破局に導かないための要点
第7章 M&Aの契約締結後を見据えた施策
第8章 具体的事例から教訓を読み取る
著者等紹介
渡部潔[ワタベキヨシ]
1985年東京工業大学大学院理工学研究科修士課程修了、工学修士。株式会社日立製作所、安田信託銀行(現みずほ信託銀行)、エスエヌコーポレートアドバイザリー株式会社等を経て、現在、株式会社Tomorrow’s Business Creation専務取締役(設立メンバー)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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