内容説明
退職給付会計という新しい会計制度の導入は、単に会計という限られた世界だけの出来事ではありません。そのインパクトは企業経営や雇用スタイルにまで広がり、ひいてはサラリーマンであるみなさんの生活を変えるほどの力を持っています。では、どうしてそんなことが起こるのでしょうか?答えは本書の中にあります。その答えは決して理解しやすいことばかりではありませんが、細かい知識の習得よりも、変革の大きな流れをイメージでつかめるように工夫しました。
目次
第1章 退職給付会計で何が変わるのか?(とてつもない金額の負債が突然生じる;これまでの経営が否定されたと思え;マーケットは容赦なく雇用リストラを迫る ほか)
第2章 会社の対応策は?(マネジメントとしての対応はいかに;企業年金債務問題への対応策―過去勤務債務の早期償却;企業年金債務問題への対応策―ポートフォリオや運用委託先の変更 ほか)
第3章 雇用はどう変わる?(サラリーマンはもはやノンリスクではない;滅私奉公的職業観ではしっぺ返しが見えている;年金制度をしっかり理解しよう ほか)
第4章 退職給付会計とはこんなもの(退職給付債務は一体どれくらい?;年金制度はなんとオフバランスに置かれていた;マネジメントの対応を考えるための第一歩 ほか)
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