内容説明
環境分野でイノベーションを引き起こす方策を探る。日本の高度成長期における硫黄酸化物排出規制・関連政策の形成プロセスと、それへの反応を丁寧にフォローし、環境政策とイノベーションの関係を明らかにする。
目次
序章 本書の目的と課題
第1章 硫黄酸化物対策の推移
第2章 燃料低硫黄化の進展―電力業界の対応を中心として
第3章 排煙脱硫技術の開発―前史から初期
第4章 排煙脱硫技術の開発と普及―「四日市判決」以降
第5章 重油脱硫技術開発の経緯
第6章 東京電力はなぜ、燃料低硫黄化に積極的だったのか?
終章 まとめと環境政策へのインプリケーション
著者等紹介
伊藤康[イトウヤスシ]
千葉商科大学人間社会学部教授。1965年生。1989年一橋大学社会学部卒業。1994年一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。一橋大学経済学部助手。1995年~千葉商科大学商経学部専任講師、助教授、教授を経て現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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