内容説明
会計学では、一方において会計学自体の多様化と分化が問題となり、他方では「会計と簿記の関係」が問題となる。かかる会計学の現代的課題を究明するために何よりも肝要なのは、「会計学の一般理論」であり、純粋会計学という理論的研究である。かかる一般理論としての「会計学」の著書に求められるものは、すなわち「入門書」であると同時に「専門書」であるという二律背反的な内容である。このような目的を満足させることを究極の目標とした1つの試みが、本書のねらいである。
目次
会計学の基本問題
会計学の課題
会計の基本的仮定
会計公準
会計原則(総論;各論)
財務諸表の基本問題
損益計算の基本問題
収益会計
費用会計(総論;各論)〔ほか〕