内容説明
情報社会にあって会計学の重要性がますます強調されてきており、会計学についての考え方も、世界的な規模で、大きな転換期を迎えている。その影響もあり、日本の実務を規制する会計の諸基準にも改廃の大きな波が押し寄せている。本書は、この新しい方向と歩調を合わせるために、「研究」の項目を設け、本文の流れの中に随所に挿入するという工夫を施している。会計学の初学者は、最初はこれらの項目を読み飛ばして、本文の流れを追うだけで日本における現在の企業会計の大まかな実情とその制度的基盤を知ることができる「研究」の項目は、あとで気が向いた時に随時拾い読みされるだけでよい。
目次
会計の意義
複式簿記と財務諸表
財務諸表の作成原則
認識と測定
流動資産
固定資産
繰延資産
負債
資本
外国為替換算会計〔ほか〕