内容説明
本書の最大の特徴は、外国人投資家―たとえば英国鉄道年金、英国大学年金、加州大学年金、カナダ公的年金など―への大規模かつ継続的な実態調査により、日本企業に対する意見を整理・分析し、財務理論に基づく企業価値の最大化のための考え方を明らかにしている点にある。本書では、こうしたROE経営の必要性、ROE経営のために改善すべき事柄、企業価値を上げていくための方策など、多岐にわたり提案するものである。
目次
プロローグ 外国人投資家の目線と企業価値
第1章 日本企業の現金の価値評価
第2章 アベノミクスの求める資本効率(ROE)の改善
第3章 エクイティ・スプレッドと価値創造
第4章 企業価値創造を担保する投資採択基準
第5章 株主価値を高める最適配当政策のあり方を求めて
第6章 外国人投資家との目的を持った対話のために
エピローグ 外側の声を知り、内側を変える
著者等紹介
柳良平[ヤナギリョウヘイ]
博士(経済学)。エーザイ株式会社常務執行役CFO(最高財務責任者)。早稲田大学大学院会計研究科兼任講師。早稲田大学商学部卒業後、サンダーバード国際経営大学院でMBA with Distinction、京都大学にて博士(経済学)を取得。米国公認管理会計士。米国公認財務管理士。公職として東京証券取引所ディスクロージャー部会委員、経済産業省企業報告研究会企画委員(「伊藤レポート」委員)、日本IR研究学会理事、日本管理会計学会常務理事、米国公認管理会計士協会(IMA)常任理事等を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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