内容説明
知識労働者の活躍と成長を促すマネジメントを探求する。
目次
序章 これからの人的資源管理の課題
第1章 HRMについてのこれまでの研究
第2章 知識労働者の企業への定着と相互作用、キャリア発達
第3章 SHRM(戦略的人的資源管理論)からの検討
第4章 成果主義をめぐる議論
第5章 コンサルタント等のHRM―インタビュー調査の分析結果(1)
第6章 IT技術者のHRM―インタビュー調査の分析結果(2)
第7章 HRMの多様性に関するアンケート調査の分析結果
第8章 知識労働者の意識や行動、成長に関するアンケート調査の分析結果
終章 HRMの新しいステージ
著者等紹介
三輪卓己[ミワタクミ]
京都産業大学経営学部教授、博士(経営学)。1964年徳島県に生まれる。1988年横浜市立大学商学部卒業。2001年神戸大学大学院経営学研究科博士後期課程修了。(株)三菱UFJリサーチ&コンサルティング、チーフコンサルタント、京都産業大学経営学部専任講師、准教授などを経て2014年より現職。著書『知識労働者のキャリア発達―キャリア志向・自律的学習・組織間移動』中央経済社、2011年。(第34回、労働関係図書優秀賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Moloko
3
人的資源管理についてサービス業の知識労働分野でのマネジメント施策の効果や戦略について文献レビューをした上で、企業や労働者への取材やアンケートによる定量的な研究をしていて面白い。外資やそのマネジメントに近い会社はバンバン解雇して外から人を買ってくるイメージがあったが、外部労働市場を活用する企業でもしっかりと内部での人材育成施策がある所はない所と比べて労働者の能力研鑽へのモチベーションが高く、長期内部育成でプロセス評価もしっかりする企業よりも上回っていて面白い。そもそも「外資」に行く人のメンタルは違うと思うが2017/12/08