出版社内容情報
収益認識や金融商品、概念FWの公開草案等の内容をフォローしたIFRSテキスト決定版。
内容説明
本書は、IFRSの基本的な考え方に重点を置き、その全体像を体系的に解説したテキストである。著者が日本のコンバージェンス作業に携わる中で、IASBボードメンバーやスタッフとの議論や審議状況の分析などから得た知見が随所に盛り込まれている。第4版では、IFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」、IFRS第9号「金融商品」、ASBJから公表された修正国際基準(JMIS)等に加え、2015年5月に公表された公開草案「財務報告に関する概念フレームワーク」についてもフォローしている。IFRSの本質を体系的に学ぶことができるとともに、日本基準の理解にも有用なIFRSテキストの決定版。
目次
第1部 総論:IFRSの考え方(IFRSとは何か;概念フレームワーク(1)―財務報告とその目的
概念フレームワーク(2)―財務諸表の構成要素とその認識・測定
IFRSの考え方とその背景(1)―企業価値評価モデルによる考察
IFRSの考え方とその背景(2)―資産負債アプローチと包括利益)
第2部 各論:IFRSの解説(IFRSによる財務諸表;IFRSによる営業活動の会計;IFRSによる固定資産の会計;IFRSによる金融商品の会計;IFRSによる組織再編の会計;IFRSによる持分投資の会計)
著者等紹介
秋葉賢一[アキバケンイチ]
1986年横浜国立大学経営学部卒業。同年英和監査法人(現有限責任あずさ監査法人)入所。1989年公認会計士登録。1998年同法人社員。2001年企業会計基準委員会(ASBJ)へ専門研究員(2007年から主席研究員)として出向(2009年まで)。2007年同法人代表社員。2009年早稲田大学商学学術院大学院会計研究科教授。この間、日本銀行金融研究所客員研究員(1997年‐1999年)、金融庁企業会計審議会幹事(1999年‐2003年)および企画調整部会専門委員(2013年‐2014年)を歴任。現在、日本証券アナリスト協会試験委員(2005年から)、公認会計士試験委員(2009年から)を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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