内容説明
大学学部で学ぶべき財務管理論の基礎知識を37講に分けてわかりやすく解説した入門テキスト。実際の講義に即した構成で財務管理論全領域のエッセンスが手に取るように理解できる。ファイナンスの基礎を学びたいビジネスマンにも最適。第5版では、近年銀行が起こした問題や環境の変化について、「巨大銀行のスキャンダルはなぜ頻発するのか」「BIS規制と総損失吸収力」などで解説。さらに、株主への利益還元策として用いられている「自社株取得」、M&Aについては、「M&Aの手法と形態」「M&Aの財務」の2講で重点的に解説し、「知的財産」や「財務管理とリスクマネジメント」の講を新設した。会社法の改正については、コラムでフォロー。
目次
第1講 財務管理論の舞台―企業・会社とは何か(1)企業形態
第2講 財務管理論の舞台―企業・会社とは何か(2)責任制度
第3講 財務管理論の舞台―企業・会社とは何か(3)資本集中
第4講 財務管理論の舞台―企業・会社とは何か(4)支配集中
第5講 株式資本の調達(1)増資の方法
第6講 株式資本の調達(2)株式の多様化―種類株
第7講 株式資本の調達(3)所有の法人化と株式持ち合い
第8講 株式資本の調達(4)配当政策
第9講 自己金融(1)利益の留保と費用の留保
第10講 自己金融(2)減価償却と長期引当金〔ほか〕
著者等紹介
坂本恒夫[サカモトツネオ]
明治大学教授、経営学博士。証券経済学会代表理事、日本経営財務研究学会・日本経営分析学会元会長、日本中小企業・ベクチャー・ビジネスコンソーシアム会長
鳥居陽介[トリイヨウスケ]
諏訪東京理科大学専任講師、経営学博士。日本中小企業・ベンチャービジネスコンソーシアム副会長、日本経営財務研究学会、日本経営分析学会、証券経済学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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