出版社内容情報
定性・定量双方のアプローチによるデータに基づく混合研究法により、予算管理のあり方を究明。
内容説明
戦略経営における予算管理の意義とその利用方法を明らかにするために、期中管理(in‐process management)の視座に基づき、予算管理がどのように能動的・主体的に戦略やイノベーションに貢献するのかについて、戦略内容アプローチと戦略プロセスアプローチの両面から包括的に明らかにする。
目次
予算管理の現代的意義の探究―戦略経営における予算管理の有用性の検討
第1部 株式会社バッファローにおける定性的研究―新たな理論の構築(株式会社バッファローのマネジメント・コントロール実践;予算主導型イノベーション―どのように予算のリズムと管理会計計算はイノベーションを創出するのか;予算管理による組織能力の活用と構築)
第2部 アンケート調査に基づく定量的研究―構築された理論の統計的一般性の検証(日本企業の予算管理システムの運用方法及びその心理的状態への影響;製品イノベーションにおける予算管理の役割;組織能力構築における予算管理の役割)
第3部 管理会計リテラシーに関する定性的研究―管理会計リテラシーに関する追加的検討(予算管理の一翼を担う管理会計リテラシーの向上―ビジネスプロセスの(dis)embodimentプロセスとしてのBSC
回収期間法の合理性―投資決定における管理会計リテラシーと管理会計技法の相互作用)
予算管理の現代的意義
著者等紹介
堀井悟志[ホリイサトシ]
1975年生。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程学修認定退学。京都大学博士(経済学)。愛知産業大学経営学部専任講師を経て、立命館大学経営学部准教授。その間、University of New South Wales客員研究員、日本管理会計学会参事、公益財団法人メルコ学術振興財団調査研究室嘱託研究員・調査研究室長補佐などを歴任。日本管理会計学会、日本原価計算研究学会、日本会計研究学会、European Accounting Association会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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