内容説明
「制度会計論」+「実験会計学」→よりよい社会を考究する!会計基準のコンバージェンスおよび会計不正等の問題をゲーム理論と経済実験により分析してあるべき制度を提示。
目次
新しい制度会計論を目指して―人間の意図と選択とが織りなす制度環境への対処
第1部 制度を選ぶ(グローバル・コンバージェンス問題のゲーム理論分析―「世界に1つだけの基準」は成り立つか?;コンバージェンス問題の実験的検証―「IFRSが世界で唯一高品質」となるなら、IASBの野望は達成されるか?;「基準作りの基準」のパラドックス―コンバージェンスのためにはダイバージェンスが必要か?)
第2部 こころと制度(情報開示をめぐる信頼と互恵性―会計不正の源流を探る;記録と記憶が生み出す信頼―脳と会計制度;ガバナンス規制のあり方に関する理論と実験―どのような規制が望ましいのか?;監査の品質管理体制と社会的ジレンマ問題―規制の運用主体のあり方をめぐって;会計専門職教育制度のデザインとジレンマ―優秀な人材の公認会計士試験離れを解消するには?)
未来の会計をデザインする―会計を超えて会計を考えることの意義
著者等紹介
田口聡志[タグチサトシ]
同志社大学商学部教授、博士(商学、慶應義塾大学)。(株)GTM総研取締役業務監理部長、(株)スペース社外監査役(独立役員)。慶應義塾大学商学部助手(有期)、新日本監査法人(現:新日本有限責任監査法人)、財団法人地球産業文化研究所客員研究員、多摩大学経営情報学部助教授などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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