内容説明
本書はアメリカ的な企業会計制度のあり方を範として戦後間もなく形成された企業会計原則とその形成体制が、どのように日本的に同化していき、日本企業の経営とどのように結びついたか、どのような強みを発揮してきたのか、それがいまどのように揺れているのかを戦後から現代までの全体を分析している。
目次
第1章 研究対象と方法
第2章 戦後の日本の企業発展と企業会計原則
第3章 継続性原則の日本的同化過程
第4章 外貨換算会計基準の日本的制定過程
第5章 連結財務諸表の日本的機能
第6章 セグメント情報開示制度の日本的制定過程
第7章 日本の企業集団と監査人
第8章 監査人の日本的交替過程