内容説明
「国際税務」について本当に真剣に考えるのは、国際税務問題に直面し、対処しなければならないときだと思います。税務担当者でなくとも、税務調査に入られ、調査官から説明を求められたり、株主から課税後の処理や実効税率について尋ねられたりしたときなどに、どのように回答するか真剣に考えることと思います。本書では、そういう問題に直面した企業の実務現場を、数々の実例をもとに再現し、国際税務戦略の考え方、ポイント等について解説しています。
目次
1 税務調査に直面する
2 課税後の処理に直面する
3 国際税務戦略の必要性に直面する
4 国際税務戦略の立案・実行に直面する
5 グループ内国際取引価格に関して国との事前取決めに直面する
6 今後の国際税務の課題に直面する
著者等紹介
大河原健[オオカワラケン]
ベーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同事業)移転価格・経済分析グループ代表。学習院大学大学院経済学研究科、米国コロンビア大学大学院国際関係研究科を修了後、米国コロンビア大学ビジネス・スクール日本経済・経営研究所研究員を経て、1990年アーサーアンダーセンに入所。その後ワシントンD.C.事務所の連邦税務部門経済分析グループ勤務後、国際取引戦略アドバイザリーグループ・パートナー。新日本アーンストアンドヤング代表取締役を経て、2007年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アバンセ
1
「国際税務」でAmazonの上位に表示され、自分がこの分野の業務を担当するときに1番最初に読んだ著者の最新刊だったので読みました。 移転価格の調査を受けてからAPAを申請するまでの要所要所で必要な知識について体系立ててまとめられています。ただ、タックスヘイブンの資産性所得について外国子会社が持つ100%子会社(孫会社)からの配当が資産性所得に含まれるというのは誤りではないかと思いました。それ以外は大変参考になりました。2015/03/24
brillian
0
移転価格につき、簡潔にまとめられていた。一方、この本だけで文書化までは出来るイメージは持てなかった。2015/10/29




