内容説明
イケア(IKEA)、ボルボ(Volvo)、H&Mなど名だたるグローバル企業を多数輩出しているスウェーデン。これらの企業の戦略は米国企業とは異なり、自分と相手のお互いを理解し合い、分かち合うことによって成長を遂げている点に特徴がある。国際競争に苦しむ今日の日本企業にスウェーデン流の成長戦略は多くの示唆を与える
目次
第1章 なぜスウェーデン企業に注目するのか
第2章 価値観に共感する社員と取引先―イケアの成長戦略と人材の採用・育成
第3章 緩やかなM&Aとグローバルな人材育成システム―アトラスコプコの成長戦略と人材の育成・配置
第4章 開かれた仲間型企業のM&A―ボルボのグローバル成長戦略
第5章 子会社とつくる「よい親会社」―BTと豊田自動織機の成長戦略
第6章 緩やかな親子関係の構築と人を基軸としたマネジメント―スウェーデン流グローバル成長戦略から何を学ぶか
著者等紹介
加護野忠男[カゴノタダオ]
甲南大学特別客員教授、神戸大学名誉教授、経営学博士。1947年生まれ、神戸大学経営学部卒業、1975年神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了。1988年神戸大学経営学部教授、1999年神戸大学大学院経営学研究科教授、2011年より現職。著書に『日米企業の経営比較』(共著、日本経済新聞社、1983年;組織学会賞)、『日本企業の多角化戦略』(共著、日本経済新聞社、1981年;日経図書文化賞)など
山田幸三[ヤマダコウゾウ]
上智大学経済学部教授、博士(経営学)。1956年生まれ、神戸大学経済学部卒業、7年間の東京海上火災保険株式会社勤務を経て、1991年神戸大学大学院経営学研究科博士後期課程単位修得退学。1998年連合王国Warwick大学Business School客員研究員、2000年岡山大学経済学部教授、2002年より現職。著書に『新事業開発の戦略と組織:プロトタイプの構築とドメインの変革』(白桃書房、2000年;経営科学文献賞)、『日本のベンチャー企業』(共編著、日本経済評論社、1999年;中小企業研究奨励賞本賞)など
長本英杜[ナガモトヒデト]
株式会社NGK(日本元気化計画)代表取締役、中小企業診断士。スウェーデン商工会議所会員。1964年生まれ。1987年慶應義塾大学法学部卒業、同年大阪ガス株式会社入社。1998年中小企業診断士としてプロセスマネジメント研究所を主宰し、中小企業の経営支援、販売支援に従事。2000年大阪ガス子会社の京都リサーチパーク株式会社にて、ベンチャー支援、大企業の社内ベンチャー支援のEBS(Emerging Business Support)センター所長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。