内容説明
本書は、ベースとなる契約書がどのような思考回路を経て修正されるのか、具体的なブラッシュアップの過程を示すことで、契約書の作成方法を解説します。新人が作った契約書の原案を、法務部長が添削指導するという形で進み、作成のポイントがよく分かります。
目次
第1章 本書の読み方
第2章 契約書作成のポイント(契約書作成の意義;契約書作成前の確認事項 ほか)
第3章 売買契約書/作成のプロセス(相手との関係性を意識した契約書を;案件概要 ほか)
第4章 委託契約書/作成のプロセス(契約類型の性質を踏まえた契約書条項;案件概要 ほか)
第5章 賃貸借契約書/作成のプロセス(法的分析を意識した契約書の作成;案件概要 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鳩とほっとしょうが
5
自分がつくった契約書を添削されてるつもりで読めた。部長と対話形式で進むため、契約書をつくるにあたっての思想や実務上の注意点がわかりやすかった。2021/06/28
めぐみ
2
ざっと読み。紛争のリスク回避の部分についてはともかく、契約によってどのような利益を得たいために契約するのかという観点での検討が弱いことを痛感。要再読。2016/02/04
O. M.
1
契約書作成作業をどのような意識で行うべきかを、3例の実際の契約書を作成する流れにそって解説している。専門家ではない私のような素人にとって、基本のキが分かりやすく学べ、満足感の高い一冊でした。ただ契約書固有の表現など、具体的な書き方・解釈は十分理解できたとは思えず、最終的には契約書チェックはプロに任せたほうが良いことを実感。2016/10/16