内容説明
民法を学ぶ者にとって、民法総則はやっかいな分野である。その性格上、どうしても抽象的な表現になりやすく、真の理解のためには、民法の他の領域の問題との有機的な結合関係を十分に把握しなければならない。本書は、初めて専門科目を学ぶ学生のために、抽象的な議論をできるだけ具体的な問題と結びつけてわかりやすく解説し、各所に図解を用いて理解を助ける等の工夫をしたうえ、表現も、可能なかぎり平易なものとしたが、内容的には、司法試験等にも十分対応できるテキストである。
目次
第1章 民法とはどのような法律なのか
第2章 民法の基本原理とは何か
第3章 民法上の権利の主体となる者
第4章 民法上の権利の客体
第5章 法律行為
第6章 無効・取消し
第7章 条件
第8章 期限
第9章 期間
第10章 時効制度
著者等紹介
山川一陽[ヤマカワカズヒロ]
埼玉県生まれ。1968年日本大学法学部卒業。東京地検検事、広島地検検事、法務省民事局付検事などを経て、日本大学法学部教授(民法専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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