内容説明
企業における知識の概念やその役割について、論者によってその主張は大きく異なっており、体系的な分析がなされていない。知識をめぐる基本的な問題を明らかにし、企業における知識研究の現状と課題を示す。組織の経済学、進化経済学、資源ベース論、マーケティングの各領域から解明。
目次
企業における知識問題
1 理論の変遷からみた知識の問題(資源ベース論における知識;知識論から見るダイナミック・ケイパビリティ;企業と知識創造;進化経済学における知識)
2 企業を取り巻く知識の問題(企業における市場知識の統合;M&Aにおける知識の移転;暗黙的知識の利用と企業におけるリーダーシップ;情報システムと知識)
著者等紹介
渡部直樹[ワタナベナオキ]
1949年神奈川県生まれ。1977年慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程修了。1975年慶應義塾大学商学部助手。1982年慶應義塾大学商学部助教授。1992年慶應義塾大学商学部教授。現在、慶應義塾大学名誉教授、慶應義塾常任理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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