内容説明
今までとは違う、もう一つのアメリカ論。ベンチャー投資は、どのように大成功したのか。失敗は次に活かされたか?
目次
本書の構成とねらい
19世紀の新興企業とファイナンス
起業家とアメリカニズムの形成
20世紀前半の新興企業とファイナンス
戦後における投資組織の形成
政府のベンチャーファイナンス
西海岸の勃興
西海岸における投資組織の形成
ベンチャーキャピタル・ファンドの成立
1990年代の成長と変貌
ベンチャーキャピタルのパフォーマンス
むすびにかえて
著者等紹介
小野正人[オノマサト]
1958年高知県生まれ。1982年東京大学経済学部卒業。新日本製鐵、日本生命保険等に勤務。1995年スタンフォード大学フーバー研究所客員研究員。1999年慶應義塾大学総合政策学部特別招聘助教授。2011年城西大学経営学部マネジメント総合学科教授。専門分野:アントレプレナーシップ、コーポレート・ファイナンス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
98
過去2世紀にわたるアメリカにおけるアントレプレナーシップの発展を主にファイナンス面の観点から分析したものです。一つの経営史というものだと思われます。特にアメリカの起業という側面からもよく分析されていて参考になるところが大きかったように思います。特にベンチャーキャピタルについてはかなり書かれております。2016/03/11
壱萬参仟縁
9
アメリカと日本の違いを知る必要がある。地域連合によるベンチャーキャピタルの成立(81頁~)。日本が参考にしたいのは、地域連合とか、ネットワーキングのあり方かもしれない。202頁の図表11-11のVC投資におけるリスクと投資額の関係。横軸は投資可能な金額、縦軸は投資家のリスク認識がとってある。わたしも読書会に投資してくれる人がいれば、小規模でよい。しかも、数万円規模でいい。サークル活動の補助金を得ることができればよいが。図書館の補助金があれば、それを一部いただけるなら、読書会は頻繁に開けるが、いかがかな?2014/02/14
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