内容説明
法務デューデリジェンスの実務を概観し、関連する実務上・法律上の問題点を検討。第3版においては、特許法をはじめとする知的財産法や、労働契約法・労働者派遣法等労働法関連の改正を反映するとともに、現在審議中の会社法改正法案についても盛り込んでいる。
目次
第1編 デューデリジェンスの概要と手続(はじめに―デューデリジェンスとは何か?;目的と取引全体の中での位置づけ;具体的な手続の概要;結果の活用と取り得る対策 ほか)
第2編 個別事項に関するデューデリジェンス(設立・会社組織・株式;株主・関係会社・M&A;不動産;動産その他の資産 ほか)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちくわ
3
法務DDの実務本としては「この本」ともいえる本だと思う。前半部分においては法務DDの概要等が説明されており、後半部分は個別事項ごとの説明がなされる。本書の特徴としては、単なる項目の羅列ではなく、なぜそれを行うのかという根拠がしっかり記載されている点が大きいと思う。加えて、脚注もそれなりについているが、かなり細かい部分まで突っ込んで書かれており参考になる。これらにより、マニュアルといった位置づけとは一味違うものになっている。株式譲渡契約については、本書とM&Aの契約実務(第2版)がスタートだと感じる。2021/10/05
nkmr48
2
初めてのデューデリで参考とした。実践的。投資を受け入れる側にも参考になる点がある ★★★★☆2018/09/10
ただの人間
0
総論、手続面を解説した後、各論でそれぞれの事項について解説を加えていくオーソドックスなスタイル。どういった事項をどういった観点から聞き、どのように評価するかに関しての説明は丁寧になされているので応用可能性も高いという印象を受けた。チェックリストなど全体でまとまった形になっているものがあればより使い勝手がよくなるのだが、さすがに望みすぎか。2020/09/29