内容説明
証券会社破綻時のセーフティ・ネット「投資者保護基金制度」は、日本において今後どうあるべきか。リーマン破綻・マドフ詐欺事件等への法的対応など、アメリカの法制度を検討しながら探究する。
目次
第1編 証券会社の経営破綻と顧客の地位―連邦証券投資者保護法制を中心に(SIPA(証券投資者保護法)制定の経緯と概要
SIPC(証券投資者保護公社)とその役割
SIPAによる清算手続の開始)
第2編 証券会社の経営破綻におけるリスク負担と補償の範囲(証券会社の経営破綻とリスク負担;証券会社の経営破綻と補償対象債権の法的意義)
第3編 証券会社の自己資本規制と分別管理義務等(証券会社の自己資本規制;証券会社の顧客資産の分別管理義務;証券会社の信任義務(受託者責任))
著者等紹介
松岡啓祐[マツオカケイスケ]
専修大学法科大学院教授。2012年度より公認会計士試験委員(企業法を担当)。東京都出身。早稲田大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学後、1994年専修大学法学部専任講師、助教授を経て、現職。専門は商法、会社法、金融商品取引法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。