内容説明
本来、労働の対価の内容は当事者間の合意で決まる。つまり、賃金も“契約”が重要なのである。本書は、この考え方に基づいて、賃金に関する法規制だけでなく決定のポイントを論じている。賃金に関する法規制を網羅的に解説し、決定の実務にまで踏み込んだ意欲作。
目次
労働の対価としての報酬・賃金総論
賃金に関する労基法の各規制の説明
賃金体系論
賃金決定と人事制度
経営離と賃金切下げ(不利益変更)
非正規社員の賃金
裁判官協議会における協議内容に対する当職見解
賞与
退職金
企業年金
個別論点説明
著者等紹介
石嵜信憲[イシザキノブノリ]
弁護士。明治大学法学部卒業後、1975年司法試験合格、1978年弁護士登録。以来、労働事件を経営者側代理人として手がける。2002~04年司法制度改革推進本部労働検討会委員。現在、経営法曹会議常任幹事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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