内容説明
会社分割制度が導入されて10年、最近、濫用的会社分割の事例が多発し、取消判決が相次いで出ています。また、会社分割と同様の効果のあるグループ法人税制も創設されるなど、会社分割は、税務・会計・法律の各方面で注目を浴びる制度となっています。本書は、会社分割の税務・会計・法律の各局面に関する実務上の諸論点を実際の開示事例、図表を用いて分かり易く解説。
目次
第1編 会社分割の税務・会計の実務上の論点、実例及び開示事例(会社分割の税務の実務上の論点及び実例;会社分割の会計の実務上の論点及び実例;設例別税務・会計処理;会社分割と開示)
第2編 会社分割の法律上の実務論点(事業の移管;濫用的会社分割に対する詐害行為取消権;その他の諸論点)
著者等紹介
長南伸明[チョウナンノブアキ]
新日本有限責任監査法人パートナー公認会計士。日本公認会計士協会租税調査会委員。1995年公認会計士第2次試験合格。1996年早稲田大学商学部卒業。1996年太田昭和監査法人(現新日本有限責任監査法人)入所。1999年公認会計士登録。2008年新日本有限責任監査法人パートナー就任。新規株式公開業務、非上場企業の事業承継、非上場・上場会社の組織再編及び財務諸表監査を中心に携わる
六川浩明[ロクガワヒロアキ]
弁護士、成城大学法学部講師、首都大学東京産業技術大学院大学講師、宝印刷株式会社企業内弁護士、厚生労働省保険医療福祉分野における公開鍵基盤認証局の整備と運営に関する専門作業班委員、経済産業省医療・介護等関連分野における規制改革・産業創出調査研究事業推進委員会委員、消費者庁諸外国等における個人情報保護制度の監督機関に関する調査委員会委員他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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