内容説明
本書の構成は3章からなっている。上場ベンチャー企業が上場廃止になった事例を合計30社取り上げ、それを3パターンに分類し、それぞれ各社の創業から成長の変遷を説明した後に、粉飾等に手を染めざるを得なかった原因を分かるように説明。さらに、その具体的な手口を詳細に記述し、訂正前と訂正後の業績比較を示して粉飾の度合いが分かるように解説している。
目次
第1章 粉飾等で上場廃止の事例(上場以前からの粉飾;上場後の粉飾;架空・循環取引)
第2章 不公正ファイナンスで上場廃止の事例(架空増資;不適切ファイナンス)
第3章 上場規則違反等で上場廃止の事例(監査法人による意見不表明;不適当な合併;反社会的勢力)
あとがき 新興市場再生のための提言
著者等紹介
門脇徹雄[カドワキテツオ]
法政大学法学部政治学科、文学部英文学科卒業。カナダ・カールトン大学大学院国際問題修士課程留学、法政大学大学院経営学修士課程修了(MBA取得)。現職:ジェービィックベンチャーキャピタル(株)監査役、ビジネス・ブレークスルー(BBT)大学経営学部客員教授、城西大学経営学部非常勤講師、ベンチャー企業数社の取締役等を兼務。日本興業銀行(米国・加)、野村證券(米国)、(株)ジャフコ(香港社長等)を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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