出版社内容情報
本書は基本情報技術者試験合格のために必要な知識を身につけていただくために作成しました。基本情報技術者試験は、第2種情報処理技術者試験を引継ぎ、情報処理の分野で基本とされる内容を問う試験として位置づけられています。直接業務に関わるものと一見そうは見えないものがありますが、情報処理の世界に身を置く方々の素養として必要な内容ばかりです。
本書では効率的に合格への学習を進められるよう次のような工夫をしてあります。
・必修テーマを絞り込んで、覚えなければならない項目を明確にする。
・必修項目に対応した問題を見開きページに用意する。
・問題を通して学習できるように左右ページを連動させる。
知識は理解を助け、理解は記憶を助けます。理解して覚えたことは忘れにくいのです。左ページを読んだら右ページの問題に答えてみましょう。知識を使ってみることで覚えたことが定着するのです。
この試験の目指すところから基本技能と考えられる部分での問題が多くなっています。また、かなりの広い知識が必要とされています。全部を深く理解しようとすると時間がいくらあっても足りません。そこで、この本ではぎりぎり必修テーマとして100としました。実際には101個になってしまいましたが、最低限これらの内容全体に触れて下さい。 広い範囲の中には、得手、不得手があるでしょう。例えば学生の方にとっては、数学や統計的な問題は易しいかも知れませんが、システム設計にについてはぴんと来ないようです。また、ハードウェア系が苦手な方、ソフトウェア系の理論が苦手な方など、いろいろなケースがあるようです。まずは不得手な部分を見つけ、とりあえず解答出来るラインまでの知識を身につけましょう。次に、得意分野で取りこぼしの無いようにしましょう。
この試験はハードウェア、ソフトウェアともに最新の技術と関連しています。必修テーマを身につけるとともに、最新動向については出来るだけ情報収集する努力が必要でしょう。とはいえ、合格のためには満点を取る必要はないのですから、むやみに焦る必要はありません。
基本情報技術者試験は準備をせずに業務経験だけで合格できるほどやさしい試験ではありません。試験のための勉強が必要です。しかし、合格出来る実力を持ったあと、学習した内容が必ずいつかご自分の業務に役立つことでしょう。
多くの皆さんが本書で知識を広げて合格されますことをお祈りしています。
堀内 淑子
はじめに
本書の使い方
目 次
第1章 コンピュータ内部のデータ表現
第2章 確率と統計
第3章 データ構造とアルゴリズム
第4章 ハードウェアの基礎
第5章 ソフトウェアの基礎
第6章 システム開発とプログラミング
第7章 ネットワーク基礎
第8章 LANとインターネット
第9章 データベース
第10章 その他の業務知識
付録 さくいん
内容説明
本書は基本情報技術者試験合格のために必要な知識を身につけていただくために作成しました。効率的に合格への学習を進められるよう、必修テーマを絞り込んで、覚えなければならない項目を明確にしました。必修項目に対応した問題を見開きページに用意しました。問題を通して学習できるように左右ページを連動させました。
目次
第1章 コンピュータ内部のデータ表現
第2章 確率と統計
第3章 データ構造とアルゴリズム
第4章 ハードウェアの基礎
第5章 ソフトウェアの基礎
第6章 システム開発とプログラミング
第7章 ネットワーク基礎
第8章 LANとインターネット
第9章 データベース
第10章 その他の業務知識
著者等紹介
堀内淑子[ホリウチヨシコ]
1975年京都大学文学部卒業、同年日本ユニバック(現日本ユニシス)入社。第1種情報処理技術者、特殊情報処理技術者。共著に「短期集中ゼミ第一種情報処理試験の完全征服」「情報処理の基礎FORTRANからのアプローチ」
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。