出版社内容情報
本書は，工業高校の機械科，工業高等専門学校の機械科，大学工学部の機械科の学生を対象に，力学の基礎的な問題から，その応用問題について解説し，まとめたものである．
それぞれの項目ごとにモデル問題とチャレンジ問題をあげてあるので，問題を解きながら理解を深めてもらいたい．また，応用力を養うため，章ごとに練習問題をつけておいた．
・ モデル問題では，基礎的な問題を主に取り上げた．
・ チャレンジ問題では，モデル問題の応用や，発展問題を取り上げた．
・ 練習問題では，総合的な問題を取り入れ，巻末に略解をつけた．
それぞれの問題について解説を付けてあるり，理解に手助けになると思う．計算は概算であるから，精密な計算と多少誤差が出るのでご了承願いたい．
執筆にあたり，『工業力学の計算演習（高久有幹著）』（東京電機大学出版局）をベースに多くの著書や文献を参考にした．ここにそれらの著者に深く感謝申し上げる．また，本書の刊行に当たり，東京電機大学出版局の方々，特に石沢岳彦氏に多大なるご苦労とご支援いただいた事を，この紙面を通じ，心から感謝し，お礼を申し上げる．
1998年6月
一柳 信彦
高久 和彦
第1章 力
1・1 力の表し方
1・2 力の単位
1・3 力の合成と分解
練習問題①
第2章 物体に働く力
2・1 力のモーメント
2・2 偶力
2・3 力のつり合い
2・4 トラスに働く力
練習問題②
第3章 重心
3・1 重心の位置
3・2 簡単な図形の重心
練習問題③
第4章 運動と力
4・1 速度と加速度
4・2 落体の運動
4・3 運動の法則
練習問題④
第5章 摩擦
5・1 すべり摩擦
5・2 ころがり摩擦
練習問題⑤
第6章 仕事と動力
6・1 仕事・動力・エネルギー
6・2 てこと滑車
6・3 斜面と効率
練習問題⑥
第7章 回転体の力
7・1 円運動と求心力
7・2 回転体の力
7・3 剛体の回転と慣性モーメント
7・4 回転運動の方程式
練習問題⑦
第8章 運動量・力積・衝突
8・1 運動量と力積
8・2 運動量保存の法則と衝突
練習問題⑧
第9章 振動
9・1 単振動
9・2 振子の振動
9・3 ばねの振動
9・4 減衰振動
練習問題⑨
練習問題の解答
内容説明
本書は、工業高校、工業高等専門学校、大学工学部の機械系の学科の学生を対象に、力学の基礎的な問題から、その応用問題について解説し、まとめたものである。
目次
第１章 力
第２章 物体に働く力
第３章 重心
第４章 運動と力
第５章 摩擦
第６章 仕事と動力
第７章 回転体の力
第８章 運動量・力積・衝突
第９章 振動
