高周波計測―マイクロ波通信からデバイスまで

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高周波計測―マイクロ波通信からデバイスまで

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  • サイズ A5判/ページ数 149p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784501319502
  • NDC分類 547.518
  • Cコード C3055

出版社内容情報

高周波(マイクロ波,ミリ波)の利用と計測技術は,高周波用半導体の開発や,その他材料,機械加工技術が進歩したことにより,多くの分野で高い周波数まで利用範囲が広がっていることは,皆さんが実際に感じていることと思う。一方,高周波の理論的なことは,早い時期に確立されていた。しかし,最近の高周波計測の本を見ると,基礎的なことと,応用的なことが別々に分かれているのがほとんどである。そこで,高周波計測を行う上で必要となる基礎理論をふまえ,さらに,市販されている最新の幅広い高周波計測器を取り上げながら,高周波計測を行う場合のテクニックや注意点を述べることにより,実際に高周波計測を行う上で,少しでも「不確かさ」まで意識した計測が行えるような技術者になるための教科書,参考書として書いたつもりである。また,高周波計測を行う上で,自分の専門分野以外にも幅が広がることを期待したい。
 この本では,高周波の電磁気学的なこと,導波管,アンテナ,EMC,またPHS,ISDNなどのディジタル変調およびディジタル通信については重要ではあるが,ここでは省略した。
 執筆の分担は特に決めていないが,主に通信衛星の計測と,空間雑音については「森屋」が,その他,基礎的なところと,計測一般については「関」が担当した。
 この本はできる限り最新の情報を取り入れたつもりであるが,技術の進歩は非常に早い。したがって,新しい技術や情報があれば,ぜひ読者のご意見を下さることをお願いしたい。
 最後に,この本を出版するにあたり,特に日本ヒューレット パッカード株式会社およびアンリツ株式会社から技術情報の提供をいただいた。また,その他情報を提供いただいた方々に感謝申し上げ,更に,出版にあたってご尽力賜った東京電機大学出版局の岩下行徳氏に感謝いたします。
  1998年5月                  
著者記す

第1章 高周波伝送の基礎理論
1・1 伝搬定数,特性インピーダンス
1・2 入射波と反射波
1・3 定在波
1・4 スミスチャート
1・4・1 スミスチャートの原理
1・4・2 スミスチャートの使い方
1・4・3 スミスチャート上での回路のインピーダンス特性
1・5 Sパラメータ
第2章 ディシベル
2・1 ディシベルの考え方
2・2 dB表示の種類
2・2・1 〔dB〕
2・2・2 〔dBm〕(電力レベルの絶対値表示)
2・2・3 〔dBm〕(電圧レベルの絶対値表示)
2・2・4 〔dBr〕(相対レベル)
2・3 補正を必要とするdB測定
2・4 高周波信号発生器の出力の表し方
第3章 高周波計測における雑音の性質
3・1 ノーマルモードノイズとコモンモードノイズ
3・2 熱雑音
3・3 雑音指数(ノイズフィギュア)
3・4 空間雑音
3・4・1 空間雑音の種類
3・4・2 空間雑音の大きさ
3・5 確率密度関数
第4章 信号解析の基礎
4・1 周期関数のフーリエ級数
4・2 変調
4・2・1 振幅変調
4・2・2 周波数変調
4・3 パルス
4・3・1 パルス波形特性の表し方
4・3・2 パルスのスペクトラム
4・3・3 単位インパルス
第5章 トレーサビリティと高周波計測の標準
5・1 トレーサビリティ
5・1・1 トレーサビリティの考え方
5・1・2 トレーサビリティの実際
5・2 周波数標準
5・2・1 標準電波
5・2・2 GPSによる周波数標準
5・2・3 水素メーザによる高安定度周波数標準
5・3 高周波電力標準
5・3・1 標準カロリーメータ
第6章 高周波測定器
6・1 計測器の基本的回路
6・1・1 スーパーヘテロダイン
6・1・2 エレクトロニックカウンタ回路
6・2 高周波パワーメータ
6・2・1 高周波パワー
6・2・2 高周波パワーメータの構成
6・2・3 高周波電力測定用センサ
6・2・4 高周波パワー測定上の注意
6・2・5 高周波パワー測定の不確かさの要因
6・3 高周波(マイクロ波)周波数カウンタ
6・3・1 概要
6・3・2 ハーモニックヘテロダイン方式
6・3・3 基準発振器と安定度
6・3・4 高周波周波数測定上の注意
6・3・5 周波数測定の不確かさの要因
6・4 空胴共振形高周波周波数計
6・4・1 概要
6・4・2 測定器の原理
6・4・3 測定上の注意
6・5 オシロスコープ
6・5・1 概要
6・5・2 ディジタルオシロスコープの動作原理
6・5・3 ディジタルオシロスコープの観測上の注意点
6・5・4 ディジタルオシロスコープの特別な使用法
6・5・5 サンプリングオシロスコープ
6・6 スペクトラムアナライザ
6・6・1 概要
6・6・2 動作原理
6・6・3 特殊機能
6・6・4 スペクトラムアナライザの使用上の注意
6・7 メジャリングレシーバ
6・7・1 概要
6・7・2 測定項目
6・7・3 測定上の注意
6・8 周波数シンセサイザ
6・8・1 概要
6・8・2 動作原理
6・8・3 使用上の注意
6・9 高周波掃引発振器
6・9・1 概要
6・9・2 使用上の注意
6・10 ネットワークアナライザ
6・10・1 概要
6・10・2 動作原理
6・10・3 測定上の注意
6・11 高周波増幅器(マイクロ波アンプリファイア)
6・11・1 概要
6・11・2 動作原理
6・11・3 測定上の注意
6・12 雑音指数(ノイズフィギュア)測定器
6・12・1 雑音指数測定法の概要
6・12・2 測定器の概要
6・12・3 標準雑音発生器
6・12・4 測定の不確かさ
第7章 高周波測定用のアクセサリ
7・1 高周波用同軸コネクタ
7・1・1 APC―7(7mm)コネクタ
7・1・2 N型コネクタ
7・1・3 SMAコネクタ
7・1・4 3.5mmコネクタ
7・1・5 2.92mmコネクタ
7・1・6 2.4mmコネクタ
7・1・7 1.85mmコネクタ
7・1・8 1mmコネクタ
7・1・9 BNCコネクタ
7・1・10 SMCコネクタ
7・1・11 高周波用同軸コネクタの使用上の注意
7・2 アッテネータ
7・2・1 同軸形固定アッテネータ
7・2・2 同軸形ステップ可変アッテネータ
7・2・3 同軸形アッテネータの選択上の注意
7・3 ディテクタ
7・3・1 高周波用ディテクタの主な使用法
7・3・2 高周波用ディテクタの特長
7・3・3 高周波用ディテクタの選択上の注意
7・4 方向性結合器
7・4・1 方向性結合器の用途
7・4・2 方向性
7・4・3 結合係数
7・4・4 伝送損失
7・5 その他の高周波測定用アクセサリ
第8章 高周波計測の実例
8・1 通信衛星からの電波の測定
8・2 高周波チューナなどを用いた高周波ディバイスの測定
8・2・1 高周波チューナ
8・2・2 スペクトラムアナライザによる測定
8・3 四端子Sパラメータ測定器
8・4 スイーパを用いた伝送,反射特性の測定
8・4・1 伝送特性の測定例
8・4・2 反射特性の測定例
8・4・3 測定上の注意
8・5 スイーパを用いた減衰量の測定
8・5・1 オーディオ置換法による減衰量の測定
8・5・2 RF置換法による減衰量の測定
8・6 高周波測定におけるVSWRの軽減
8・6・1 パッドの使用
8・6・2 インピーダンス変換器
8・7 高周波計測での注意点
参考文献 付  録
1.ディシベル表
2.伝送特性表
3.計量標準,計量法に関係する主な公的機関
索  引
索引

目次

第1章 高周波伝送の基礎理論
第2章 ディシベル
第3章 高周波計測における雑音の性質
第4章 信号解析の基礎
第5章 トレーサビリティと高周波計測の標準
第6章 高周波測定器
第7章 高周波測定用のアクセサリ
第8章 高周波計測の実例

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