内容説明
宗教界の、特に仏教教理やその思想において疑問とされながら現代の言葉や思想の上に明瞭にされなかった問題について国際的禅学者・鈴木大拙博士に小社創業者・岩野真雄が問うた質疑応答の記録。他「宗教生活の在り方」「西田君」収録。
目次
1 宗教の根本疑点について(東洋思想と西洋思想;神が世界を造る前と後;仏智と無明(迷の根本)の関係
信仰の現われるところ
慈悲の出どころと禅浄一致
浄土の意識とありのまま
世界思潮と仏教)
2 宗教生活の在り方―禅と生死の問題(宗教とは何か;矛盾・悩みの禅的解消法;生と死;誓願行の禅)
付録 西田君
著者等紹介
鈴木大拙[スズキダイセツ]
1870年、金沢市生まれ。本名、貞太郎。東京帝国大学文科大学哲学科選科修了。東京帝国大学文科大学講師、学習院大学教授、大谷大学教授。日本学士院会員。文化勲章受章。タゴール生誕百年賞受賞。1966年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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