内容説明
昭和20年3月、米軍沖縄本島来攻。その後、終戦にいたるまで南西の夜空を鮮やかに彩った海軍夜間戦闘機隊員たちの青春群像。カラー塗装図22点、カラーディテールイラスト&写真・作戦行動図多数収録。
目次
九二式航空兵器観察筐第0002號夜間戦闘機(彗星)
海軍戦闘第八一二飛行隊装備機の塗装とマーキング
第1章 芙蓉峰を見上げて
第2章 散りゆく桜花の如く
第3章 藤枝での錬成と続く鹿屋での作戦
第4章 閃光きらめく夜空で
第5章 好漢たちの落日
終章 忘れえぬ想い
著者等紹介
吉野泰貴[ヨシノヤスタカ]
昭和47年(1972年)9月、千葉県生まれ。平成7年3月、東海大学文学部史学科日本史専攻卒。在学中から海軍航空関係者への取材をはじめ、とくに郷土である千葉県に関係の深い航空部隊の研究を行なってきた。現在は都内の民間会社に勤務のかたわら調査活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とろとろ
2
大日本絵画のいつもの高額本。飛行隊セットとか作ると面白いかも。昔買った「第41戦闘団」と同じ作り。飛行機の資料ではなく飛行隊の資料。元々は芙蓉部隊の作戦行動を調べるため。部隊がすべて特攻を拒否したのではない。たった1機で米護衛空母を爆沈させたのは芙蓉部隊の1機との説が有力であるという論拠を確認するための1冊だった。2012/12/19
有海2000
2
渡辺洋二氏『彗星夜襲隊』他、多数の方に題材とされていて知られる「特攻拒否」の異色部隊、芙蓉隊の詳細な戦史資料集。写真だけでなくイラスト点数もかなり多いです。2012/11/20