内容説明
日本海軍艦上爆撃機「彗星」は、敵戦闘機の警戒網を突破、その追撃を振り払って敵艦を攻撃することを狙い海軍航空技術廠により開発された高速爆撃機である。流麗なフォルムをもって飛翔するその姿は、獰猛な急降下爆撃機の片鱗など微塵も感じさせないほど美しいものだった。その彗星を装備して戦った海軍航空部隊の在りし日の姿を写真とイラストによって紹介する。
目次
日本海軍艦上爆撃機彗星装備部隊の塗装とマーキング 艦爆篇
九二式航空兵器観察筺
第1章 マリアナ決戦まで
第2章 彗星一二型装備部隊
第3章 海軍攻撃第3飛行隊
第4章 第210海軍航空隊艦爆隊
第5章 彗星残照
巻末資料 艦上爆撃機彗星備忘録
著者等紹介
吉野泰貴[ヨシノヤスタカ]
昭和47年(1972年)9月、千葉県生まれ。平成7年3月、東海大学文学部史学科日本史専攻卒。在学中から海軍航空関係者への取材をはじめ、とくに郷土である千葉県に関係の深い航空部隊の研究を行なってきた。現在は都内の民間会社に勤務のかたわら調査活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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