内容説明
戦局挽回に賭けた日本陸海軍は、既存の軍用機を特攻に投入する一方で、特攻専用機の開発にも着手した。しかし、特攻機の多くが目標を前に撃墜されると、陸海軍は無人誘導式飛行爆弾の開発を本格化した。だが、当時の日本の技術を結集した飛行爆弾も、実戦に関与することなく戦争は終わった。本書は特殊攻撃機・キ115(剣)乙型の機体説明書、大型成型炸薬弾「桜弾」を搭載したキ167の最期の真相など、赤外線誘導爆弾・ケ号の米軍レポートなど、新発見の資料による最新情報を満載した、類のない特殊攻撃機と飛行爆弾の一大資料集である。
目次
日本軍の特攻隊(特攻の文化的背景;特攻―日本帝国最後の切り札;特攻隊の生みの親たち ほか)
特殊攻撃機(日本帝国陸軍の特殊攻撃機;日本帝国海軍の特殊攻撃機)
日本帝国陸海軍の誘導式飛行爆弾(陸軍;海軍;桜弾機の最期 ほか)
著者等紹介
石黒竜介[イシグロリュウスケ]
1960年、大分県出身。10歳より趣味として軍事研究を始め、今に至る。高校で英語を教えるかたわら、夜は海外の日本機の研究家達と共同リサーチを行っている
ヤヌシェヴスキ,タデウシュ[ヤヌシェヴスキ,タデウシュ][Januszewski,Tadeusz]
1949年生まれ、飛行機モデラーであり技術者。1998年までポーランドの名門航空機メーカーPZLミエレツで設計技師を務める。現在は独立。日本機の歴史を50年にわたり研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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