内容説明
その存在が連合軍に知られたのは、第二次世界大戦終結直後であった。そのため、連合軍識別コード名は付けられず、日本でも呼称命名されないまま「五式戦闘機」という型式のみで知られる旧日本陸軍最後の量産戦闘機。イギリスの英国空軍博物館で展示されている現在唯一の復元修復機のレストア作業に直接かかわり、その一方でヨーロッパにおける日本機研究の第一人者としても知られ、航空機テクニカルアートを本業としている著者が、写真、図版、解説のすべてを手掛けた、エアロ・ディテール・シリーズ最新刊。詳細なディテール写真は、復元修復時に撮影されたものが多く、展示機の取材では撮影できないアングル、内部構造なども満載。この1冊で、五式戦闘機の詳細がすべてわかる。
目次
川崎キ100五式戦闘機一型(RAF博物館)
16336号機の経歴
機首
発動機
操縦席
胴体
主翼
主脚
尾部
基本塗装とマーキング〔ほか〕
著者等紹介
ピカレッラ,ジュゼッペ[ピカレッラ,ジュゼッペ][Picarella,Giuseppe]
1909年創刊の、世界で最も古い週刊航空情報誌『フライト・インターナショナル』の常勤編集部員。世界的にも評価の高い同誌の内部構造イラストのページを担当している。その実績から、最新の航空宇宙プロジェクトにも関わるようになり、A380やMV‐22オスプレイ、EA‐18Gグラウラーなどの内部構造イラストを手がけてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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