内容説明
第二次大戦中、兵歩と戦車の間に繰り広げられた戦場での駆け引きは、どの戦線にあっても戦闘の中核をなした。緒戦の「電撃戦」の成功により、戦車は戦場の覇者として君臨した。これに対抗するために新たな歩兵戦術と兵器が、その一部は極めて危険なものであったが、続々と採用されていった。各国陸軍は、より強力な対戦車砲と新型携行兵器を求めて、開発力を競い合ったのである。ついに1945年には、新世代の革新的兵器である肩撃ち式対戦車兵器が広く普及するまでになった。本書は、連合国、枢軸国の主要国陸軍における対戦車戦闘への取り組みの推移を、豊富な写真と図版を交えて詳細に解説し、また、カラー・イラストにより対戦車戦闘の様相と兵器の実際の運用法を紹介するものである。
目次
戦車の脅威
防護と脆弱性
対戦車兵器―概観
対戦車戦術の進歩
対戦車兵器と戦術
カラー・イラスト
著者等紹介
ロトマン,ゴードン・L.[ロトマン,ゴードンL.][Rottman,Gordon L.]
1967年にアメリカ陸軍へ入隊。特殊部隊へ志願し、兵器スペシャリストとしての訓練を修了。第7特殊作戦群に配属された後、1969から70年には第5特殊作戦群にあってベトナム戦争に従軍。現在は、フォート・ポークにある陸軍の統合準備センターにおいて、特殊作戦群の情報スペシャリスト(民間契約)として活動している
ヌーン,スティーヴ[ヌーン,スティーヴ][Noon,Steve]
英国のケント州生まれ。コーンウェルの美術学校に学ぶ。子供のころから絵を描きたいという希望をもち、1985年からプロの画家として活動を開始。のちに歴史イラストを描き始める
三貴雅智[ミキマサトモ]
1960年新潟県新潟市生まれ。立教大学法学部卒。機械工具メーカー勤務を経て『戦車マガジン』誌編集長を務めたのち、現在は軍事関係書籍の編集、翻訳、著述など多彩に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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東京都の都井睦雄
畝傍
Tのひと