内容説明
第二次世界大戦におけるドイツ軍の防御施設と防衛体制の全貌を包括的に解き明かす世界初の書籍。テクニカルイラスト120点、記録写真130点収録。
目次
第1章 黎明期
第2章 第二帝国の廃墟から
第3章 帝国の再軍備と要塞化ドイツ国防軍の工作
第4章 勝利の電撃戦1939~1942年
第5章 撤退の日々1942~1944年
第6章 絶望と敗北1944~1945年
著者等紹介
カウフマン,J.E.[カウフマン,J.E.][Kaufmann,J.E.]
『ヨーロッパの要塞(Fortress Europe)』、『中世の要塞(Medieval Fortress)』など防御施設に関する書籍を上梓し、この分野の専門家として広く知られる。現在は教職を引退し、テキサス州サン・アントニオに在住
カウフマン,H.W.[カウフマン,H.W.][Kaufmann,H.W.]
サン・アントニオのテキサス大学で外国語講師として20年間勤務するかたわらで、ポーランドの要塞専門誌『フォルテカ』など多数の書籍を翻訳
平田光夫[ヒラタミツオ]
1969年、東京都出身。1991年東京大学工学部建築学科卒で、一級建築士の資格を持つ。2003年、『アーマーモデリング』誌で“ツィンメリットコーティングの施工にはローラーが使用されていた”という理論を発表し、模型用ローラー開発のきっかけをつくる。現在は同誌で海外モデラーのレポート翻訳を手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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植田 和昭
8
第三帝国の要塞に関する貴重な資料。こんなに専門的な本を出して果たして今の時代の日本で売れるのかな。大西洋の壁や南フランス、西方防壁、イタリアの陣地帯やV号基地、総統ブンカ―、高射砲塔、Uボートブンカ― まで幅広く出てきます。現在でも破壊できずに残っている物が多数あるのでその堅牢さがしのばれます。日本にも要塞はあったけど、ハイラル要塞などを除けば、小規模な砲台に過ぎないものばかりだ。イラストも詳細を極める。ただ小さすぎて観にくい。いつかノルマンディーにいってオマハ海岸のWn62を観てみたいものだ。2024/07/05
植田 和昭
7
第三帝国の要塞を幅広く収録しており、特に大西洋の壁の要塞が詳しく扱われています。ほかにもUボートブンカーやV号基地、ジークフリート線やグスタフラインの要塞も記載されており、詳細なイラストとともに貴重な資料です。ちょっと高かったのですが、すごく楽しく読めました。2017/04/21
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