内容説明
60年の歳月を経てベールを脱いだドイツ陸軍特殊車両部隊の未公開写真集。フンクレンクパンツァー無線誘導戦車の開発と戦歴―機密保持を誓い、一切の記録を残すことを禁じられていたドイツ軍の無線誘導戦車大隊。その幻の特殊車両部隊の記録を隊員たち自らが残した写真と文献でつづる、歴史的にも価値のある貴重な資料がついに日本初公開。
目次
第1章 遠隔操縦ならびに無線操縦部隊の装備(運搬車の説明;ボルクヴァルトB1地雷処理車(Sd.kfz300)
ボルクヴァルトB2
ボルクヴァルトB3
そして水陸両用ボルクヴァルトB2「エンテ(アヒル)」
ボルクヴァルトB4爆薬運搬車(Sd.kfz301)A~C型 ほか)
第2章 無線操縦部隊の編成と運用(編成表;実戦部隊;グルーネッケ中隊 ほか)
第3章 評伝および教義に関する抜粋(最も高位の勲章を授与された隊員フェルディナント・フォン・アーベンドロト;文献資料;地雷処理車運用に関する指示(1941年6月6日) ほか)
著者等紹介
ヤウギッツ,マルカス[ヤウギッツ,マルカス][Jaugitz,Markus]
1957年生まれ。既婚。ドイツと外国における事故・災害等に関するドイツ連邦政府の技術援助組織で地区担当部長として勤務。ドイツ国防軍の戦車部隊に関する研究を20年以上も続ける彼が強い関心を寄せる分野の一つが、いわゆる「珍奇な特殊兵器」を装備した部隊である
阿部孝一郎[アベコウイチロウ]
1948年、新潟県生まれ。東京理科大学工学機械科卒業。電気会社に23年間勤務した後、退職。現在は航空機技術評論家として活躍する傍ら、翻訳を手がける
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