内容説明
灼熱の北アフリカで一進一退の攻防を続けるロンメル将軍のアフリカ軍団を空から支援した戦闘機部隊JG27「アフリカ」。多くのエースを輩出した部隊のなかでもハンス・マルセイユは最高のエースになり「アフリカの星」と呼ばれる伝説となった。開戦劈頭から第三帝国終焉の日まで、欧州、そしてアフリカを戦い抜いた独戦闘機部隊の軌跡。付・カラー塗装図/第27戦闘航空団の歴代指揮官/騎士十字章受章者一覧/撃墜戦果。
目次
1章 航空団の起源と座り込み戦
2章 フランスの戦いと英国本土航空戦
3章 マリタ作戦とバルバロッサ作戦
4章 アフリカ―航空団最良の時
5章 地中海、エーゲ海、そしてバルカン
6章 最後の戦い
著者等紹介
ウィール,ジョン[ウィール,ジョン][Weal,John]
英国本土航空戦を少年時代に目撃し、ドイツ機に強い関心を抱く。英空軍の一員として1950年代末にドイツに勤務して以来、堪能なドイツ語を駆使し、旧ドイツ空軍将兵たちに直接取材を重ねてきた。後に英国の航空誌『Air Enthusiast』のスタッフ画家として数多くのイラストを発表。本シリーズではドイツ空軍に関する多数の著作があり、カラーイラストも手がける
阿部孝一郎[アベコウイチロウ]
1948年新潟県三条市生まれ。東京理科大学工学部機械工学科卒業。電気会社に約23年間務めたのち、退職。現在は航空機技術史研究家。『スケールアヴィエーション』(大日本絵画刊)誌上で、メッサーシュミットBf109のF型、最後期型であるK‐4/G‐10と、フォッケウルフFw190D型についての研究を発表
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