出版社内容情報
1942年、メッサーシュミットBf109G型として生産され、識別記号「ブラック6」を与えられたBf109G-2(TROP)を戦後、飛行可能にまで復元・再生し、1991年3月に処女飛行するまでのプロジェクトの鷆末を記録。また、”黒の6”の戦歴、連合軍による飛行テストのレポートなどヒストリカルな面も網羅。
内容説明
3万余の生産を誇るルフトヴァッフェの翼、メッサーシュミットBf109の1機、G‐2/Trop“黒の6(ブラックシックス)”。北アフリカで捕獲され、英空軍の基地でまさに朽ち果てようとしていた機体を、19年の歳月をかけて復元、再び空へと誘った男達の悪戦苦闘の物語。さらに“黒の6”の戦歴、連合軍による飛行テストのレポートなど、ヒストリカルな面も網羅。また1997年10月に起きた着陸事故以降のエピソードも新たに書き下ろし、収録している。
目次
最初の出合い
ブラック6の軌跡(メッサーシュミット社の荒鷲;歴史をたどって)
メッサーシュミットBf109の復元(苦難の始まり;ノーソールトへの移動 ほか)
終わりの始まり(ブラック6の展示;災厄! ほか)
著者等紹介
川村忠男[カワムラタダオ]
1939年生まれ、宮城県出身。1962年3月都立航空工業短大(現科学技術大)航空原動機工学科卒、同年4月、全日本空輸株式会社に入社。主にジェットエンジン整備技術に従事する。1999年同社定年退職後、株式会社ANA‐IHIエアロエンジンズ嘱託、現在は日本GEエンジンサービス株式会社に勤務
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