出版社内容情報
戦闘航空団「リヒトホーフェン」のルーツは第一次大戦当時の有名な「フライング・サーカス」であり、すべての時代を通じて最も広く知られた戦闘機部隊であることに疑いの余地はない。部隊はその大戦でのドイツの敗戦とともに、一旦消滅したが、1935年JG135として復活した。そして1939年9月1日のポーランド進功作戦開始の数ヶ月前に新しい呼称、JG2となり、第2次大戦では欧州西部での電撃戦で実戦活動に焦点を、ヴェルサイユ体制を背景にした空軍力再編の時期にはじまり、大戦間におけるヒットラーの領土拡張行動を果たした役割、第2次大戦開戦とフランス電撃戦からバトル・オブ・ブリテン、さらに本土防空の戦いにいたる戦闘航空団「リヒトホーフェン」の戦歴を紹介。この航空団の1930年代半ばの復活から、1945年4月の末、米軍地上部隊の接近を前にして、北部バイエルン、シュトラビングで自らの手によって自隊のFw190D-9を破壊するまでの10年の歴史が描かれている。
内容説明
本書は、ドイツ空軍エリート部隊の作戦行動に焦点を置き、ヴェルサイユ体制を背景にした空軍力再編の時期にはじまり、大戦間におけるヒットラーの領土拡張行動に果たした役割、第二次大戦開戦とフランス電撃戦からバトル・オブ・ブリテン、さらに本土防空の戦いにいたる戦闘航空団「リヒトホーフェン」の戦歴を紹介。この航空団の1930年代半ばの復活から、1945年4月の末、米軍地上部隊の接近を前にして、北部バイエルン、シュトラウビングで自らの手によって自隊のFw190D‐9を破壊するまでの10年の歴史が描かれている。
目次
1章 ドイツ空軍創説、そして兵力拡大
2章 大戦勃発から英国本土航空戦まで
3章 フランス西部、空の護り
4章 後退、そして敗戦
著者等紹介
ウィール,ジョン[ウィール,ジョン][Weal,John]
英国本土航空戦を少年時代に目撃し、ドイツ機に強い関心を抱く。英空軍の一員として1950年代末にドイツに勤務して以来、堪能なドイツ語を駆使し、旧ドイツ空軍将兵たちに直接取材を重ねてきた。後に英国の航空誌『Air Enthusiast』のスタッフ画家として数多くのイラストを発表
手島尚[テシマタカシ]
1934年沖縄県南大東島生まれ。1957年、慶応義塾大学経済学部卒業後、日本航空に入社。1994年に退職。1960年代から航空関係の記事を執筆し、翻訳も手がける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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