出版社内容情報
ヘルメットのシルエットを部隊のマークとした“グロースドィチェランド”機甲擲弾兵師団はベルリン警護連隊を直接のルーツとし、数多いドイツ国防軍の師団にあってもひときわ異彩を放つエリート部隊だった。その一端は正規の部隊編成の中に専属の宣伝小隊を擁していたことからもうかがえる。これは極めて異例のことで、通常ならば必要に応じて派遣され、多くの場合“たまたま撮影地点にいあわせて取材を行った”カメラマンが常に最前線の部隊に付き添っていたのだ。本書はこの宣伝小隊が撮影した写真をベースに、公文書館あるいは退役軍人が保管していた多数の写真を加え、それに性格な撮影時期や場所、個人名を特定するための困難な調査を経て書かれた信頼度の高いキャプションをつけた、フォトエッセイともいうべき写真集となっている。
内容説明
ドイツ軍最精鋭エリート部隊の行動記録。ドイツ軍最強のエリート師団をあらゆる面から検証した決定版写真資料集。完全に機械化され装備優良なエリート部隊“グロースドイッチュランド”。ドイツ軍を代表するこの特別な大型師団の編成には、専属のプロパガンダ(宣伝)小隊まで付属していた。部隊自前のカメラマンが常に最前線の現場で“生きた”写真を撮り続けていたのである。本書は新たに発見された未発表のネガを主に用い、それにかつての同師団の兵士が多方面から解説を加えた、信頼度の高い第一級の資料集である。
目次
1942(師団司令部;兵站業務;レーション/糧食 ほか)
1943(グロースドイッチュランド戦車連隊;ハリコフ戦、1943年2月~3月;戦車の整備 ほか)
1944(ドイツの戦車戦術;グロースドイッチュランド陸軍対空砲大隊第6中隊;迷彩衣類 ほか)