出版社内容情報
ドイツ戦車研究の泰斗として名高いシュピールベルガー氏が、史上最強の重戦車・ティーガーとその一族の誕生から絶滅までを克明に記録した伝説的な名著。無敵戦車の伝説の原点に迫る。
内容説明
１９４２年、ヨーロッパに吹き荒れる鉄火の嵐の中から、突如として姿を現した鋼鉄の猛獣・ティーガー。その咆哮は第二次大戦後半のヨーロッパ中に轟き、連合国軍将兵たちにとってその名は恐怖の代名詞として深く刻まれることとなった。本書は、ドイツ戦車研究の泰斗として名高いシュピールベルガー氏が、ティーガー戦車一族の誕生から絶滅までを克明に記録した大著である。機械じかけの無敵伝説、その原点に迫る貴重な一冊。
目次
ティーガー戦車系統図
エアヴィン・アーダース工学博士略歴
ティーガー戦車Ｅ型（ティーガー戦車１型）
ティーガー戦車Ｂ型（ティーガー戦車２型）
派生型車両
実験用エンジンと設計
主変速機、操向変速機、駆動部
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まえすとろ
41
読書メーターでおおよそ不向きなマニアック過ぎる“戦車の専門書籍”は、読み終わった本に登録するのもどうかなぁっと思っていましたが、故あって読みだしたなら、やめられない、止まらない。第二次大戦のヨーロッパ戦線で、ドイツ陸軍が世界に誇った重戦車（強い大砲、厚い装甲を持った、結果的に重量の重い戦車）の「タイガー戦車 （独）ティーガー、（和）虎戦車）」は戦争映画に必ずと言っていいほど登場するボスキャラ的戦車をドイツ戦車研究として名高いシュピールベルガー氏がティーガー戦車一族の誕生から絶滅までを克明に記録した一冊2015/11/14
わたなべ
0
貴重な資料で構成されておりティーガー好きは、必読の書である。欠陥を抱えた変速機・サスペンション・エンジンを強力な火砲と装甲でカバーして戦っていた事が分かった。本書に日本への供給計画が掲載されていたが、このような兵器は強靭な体格と精神力が備わったゲルマン民族でなければ扱えないと思う。2012/01/01
