出版社内容情報
歩兵の近接歩兵兵器として開発されながら、ドイツ軍の戦車の不足から長砲身砲を搭載され、対戦車兵器へと進化した突撃砲。本書はⅢ号、Ⅳ号突撃砲及び派生型であるⅢ号突撃流弾砲の開発の過程、技術的特徴を克明に調べあげた。著者はさらに弾薬運搬車や改修車などの各種支援車両や突撃砲部隊の編成、生産工場及び機械施設、生産設備数に至るまで解説。ティガー、パンターの陰にあって、ドイツ軍を支えた突撃砲に関する集大成。
内容説明
第一次大戦の戦訓によって、歩兵の攻撃を効果的に支援するためには、装甲で防護され機動力のある砲兵が必要であることがわかった。ドイツ軍当局は、ナチス政権が発足する以前から、この兵器の研究をすすめ、大戦勃発の直前、「突撃砲」という画期的な兵器を完成した。ドイツ戦車研究の世界的な権威、シュピールベルガー氏は、本書によって、その歴史と各型の変遷、生産、戦場での活躍、そして部隊配備など、突撃砲のすべてを紙上に再現した。
目次
概要
ヴァイマール共和国軍のもとでの開発
突撃砲―兵器開発の歩み
製造メーカー
突撃砲の生産
野戦用支援車両
突撃砲兵の実戦投入
突撃砲の技術データ一覧表