出版社内容情報
下巻写真210点。下巻ではティーガー重戦車の後継車両であるケーニヒスティーガーの戦記が多く掲載されている。とくに、アースヴァルデでの戦闘、ゼーロウ高地後方での戦車戦、そしてベルリン近郊で数万の避難民とともに包囲されたドイツ第9軍の包囲突破作戦の先頭に立ったSS第503重戦車大隊のケーニヒスティーガー重戦車の戦闘に関する記述は詳細で、当時の身の毛もよだつような惨烈な戦いの模様を生々しく伝えている。
内容説明
史上最大の戦車エース・ヴィットマンSS大尉の死、バルジで米軍を仰天させたバルクマンSS軍曹が指揮するパンターの大冒険、数万の難民と兵士を連れて数十キロもの敵中突破を果たしたエルンスト・シュトレンクSS軍曹のケーニヒスティーガー、燃える帝国の首都ベルリンで最後の1両まで戦ったSS第503重戦車大隊の記録など、実際にその場で戦った戦車兵ひとりひとりの肉声で語られる臨場感溢れるドキュメント。
目次
ノルマンディ・後編(1944年8月、カーン~ファレーズ間、国道158号線での戦車戦;ファレーズの戦闘;ファレーズ・トリュン包囲戦)
アルデンヌ(アルデンヌでの冬季戦;リエージェへの戦車攻撃;パンター401号車、マンエーの大胆な敵中突破;バストーニュの戦い)
アルザス、ハンガリー、ウィーン(SS第10戦車師団「フルンズベルク」のアルザスでの戦車戦闘;ブダペスト救援のための戦車攻撃;シュトゥールヴァイセンブルクでの戦車後衛戦闘;ウィーンでの戦い;SS第3戦車師団「トーテンコップフ」最後の行軍)
ドイツ東部での戦い(ダンツィヒ、ゴッテンハーフェン、アーンスヴァルテでの最終戦;ケーニヒスティーガーで戦ったポメラニアでの戦車戦;オーデルとエルベのあいだ1945年;「キュストリン要塞」救援への夜間攻撃;ロシア軍のベルリンヘの大攻勢;西方への退却;ハルペで包囲された第9軍;包囲突破戦)
ベルリン戦(ケーニヒスティーガー、ベルリン最後の戦い;戦い、そして死んだSS第503重戦車大隊;ベルリンの終末1945年;ティーガーとパンツァーファウスト、ベルリン最後の戦い;ベルリン1945年)
付録 武装SS戦車部隊の創設