出版社内容情報
第二次大戦中、連合軍を恐怖のどん底に陥れた武装SS戦車隊の戦記。写真227点。元SS第102重戦車大隊のティーガー重戦車の車長としてノルマンディ戦線で30分間で15両の米軍戦車を撃破した著者が自らの体験と、武装SS戦車部隊の戦友から集めた資料、写真等を駆使して書き上げた各武装SS戦車部隊による戦闘記録。また、各章ごとにダスライヒ戦車師団のデータを列記した「ダスライヒ・パンツァーズ」を併録。
内容説明
ナチスドイツの最精鋭、SS戦車兵たちは厚い防弾ガラスを通して戦場にいったい何を見たのか。SS第102重戦車大隊の戦車長であった著者が、自分自身の経験にSS第1戦車連隊、SS第2戦車連隊、SS第3戦車連隊、SS第5戦車連隊、SS第12戦車連隊の戦友から集めた逸話をもとに構成した迫真の戦車戦ドキュメント。
目次
第3次ハリコフ戦
クルスク戦
1943年ロシア
1944年ロシア
ノルマンディ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
harass
63
長年の積読本を消化。ナチスの武装親衛隊の戦車隊の上層部だった著者が、所属部隊の生き残りによる戦闘時の手記を集めたもの。いきなり43年のハリコフ攻防戦からはじまり、終わりごろにノルマンディーの西部戦線に移る。大局の説明が全くない。文章としては素人のものばかりで、逆にプロ作家の技能というのが理解できる。それでもなかなか興味深い。タイガー戦車が主役で強力な砲と防御の力を発揮するが故障や泥濘に立ち往生し銃弾の飛び交う中を乗組員が車外に出て修理する場面があまりに多い。地獄の中で冷静に作業をするプロ軍人をみる。2017/06/15
May
1
下巻で。2016/08/28