出版社内容情報
1982年から’84年、国連多国籍軍(UNMNF)の一員としてレバノンに展開、平和維持任務にあたった米海兵隊の活動記録。
内容説明
本書は、国連安保理事会決議によって派遣された「国連レバノン暫定軍―UNIFIL」を支援し、イスラエル軍とPLO(パレスチナ解放機構)の兵力引き離しを監視するためベイルートに展開した、多国籍軍―アメリカ海兵隊の記録である。18カ月間、イギリス軍、フランス軍、イタリア軍とともにアメリカ海兵隊はレバノンに平和を取り戻すべく全力を尽くしたのだが、その任務は困難をきわめた。―PKO活動の実際をレポートした、アメリカ海兵隊司令部による貴重なドキュメント。
目次
1 惨劇の朝
2 多国籍軍、レバノンへ―レバノン出兵第1期
3 “政治的”任務―レバノン出兵2期
4 長期化する駐留―レバノン出兵3期
5 激化する内戦―レバノン出兵4期
6 標的にされる米軍―レバノン出兵5期
7 軍事介入は失敗か?
8 傷だらけの帰国
9 多国籍軍、任務を終了―レバノン出兵6期