内容説明
著者自身、初めから依存症や依存症患者が好きだったわけではない。なり手がないことから依存症病棟の担当医を引き受け、何年も苦しい思い、嫌な思いをした。患者と会うことさえ嫌になったこともあった。しかし今、外来に来てくれる患者を心から歓迎できるようになった。どうしてそのような思いに至ったのか、著者自身の何が変わったのか…。
目次
1 厄介で関わりたくない依存症患者を理解する
2 厄介で関わりたくない依存症患者に介入する
3 厄介で関わりたくない依存症患者の対応のコツ
4 臨床場面でどのように患者と関わるか?
5 どうして依存症は自助グループで回復するのか?
6 患者をどのように回復に導くか
7 人間不信から人間信頼へ
著者等紹介
成瀬暢也[ナルセノブヤ]
昭和61年3月順天堂大学医学部卒業。平成20年10月より埼玉県立精神医療センター副病院長。専門分野、薬物依存症・アルコール依存症、中毒性精神病の臨床。埼玉医科大学客員教授。国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所客員研究員。日本アルコール関連問題学会理事(第36回大会長)。日本アルコール・アデイクション医学会監事。日本精神科救急学会代議員。関東甲信越アルコール関連問題学会理事(第1回大会長)。埼玉ダルク理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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