目次
総論(精神科治療におけるフィロソフィー;人を見る力 ほか)
第1章 予診の心得(予診を学ぶ)
第2章 初診の心得(初診を学ぶ;「読む」 ほか)
第3章 再診の心得(再診の技術;2回目の再診~2回目は初診の一部 ほか)
著者等紹介
精神科医Tomy[セイシンカイトミー]
1978年生まれ。某国立大学医学部卒業(医師免許取得)。精神科医局、精神科病院勤務を経て現在はクリニック常勤医。精神保健指定医、日本精神神経学会専門医。2019年6月から本格的に始動したTwitterアカウント『ゲイの精神科医Tomyのつ・ぶ・や・き』はフォロワー数20万人を超え、医師のアカウントの中でもトップクラスの影響力を誇っている。各種メディアからの発信にも積極的(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Asakura Arata
4
プロ用の教科書。外来診察の日常の工夫がふんだんに盛り込まれている。やはり患者さんを見ることが重要だということが再認識。予診をとるPSWにも見せてあげたい。限界設定に関しては、最近かなりゆるくなっているのだが、自分ではこれでよいと思っている。2021/04/30
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0
・著者自身が適応障害で研修医ドロップアウトしかけた体験あるせいか(別著情報)、就労起因の適応障害とうつ病との区別を意識しているスタンスが汲み取れる。おそらく実際には、両者を簡単に二分できないシチュエーションが多く悩みどころでしょうけど。 ・統合失調症のプレコックス感のみならず、うつ病、躁うつ病、発達障害(ASD,ADHD)にはそれぞれ特有の「感」があるとの職人感覚について言及。ASDの「視線が動かない」静は有名どころだが、これはうつ病の「静」とは若干違うという見立てを拝察。